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新年明けましておめでとうございます。

 ところで僕の年越しはTSUTAYAでレンタルした漫画を返し忘れてて慌てて返しに行く形で迎えました。あけおめ遅いとかそういうのは知りません。

 新年一発目の出落ち。
 妹様。

 こんな下らないのでいいのか。えぇ、私に異存は御座いません。
 それよりもこんなのに二時間近く掛けた正月の方がどうかと思います。

 折角なので今年の抱負でも一つ。


 エロゲーを出そう。


 勿論嘘です。抱負という言葉は『負を抱く』という事でしょうが、『負』の意味が『たのむ』との事で、これが『頼む』なのか『恃む』なのかで割と考えます。当てにするとかで『恃む』寄りなのでしょうか。
 取り敢えずは真の抱負は下巻出す事です。ただこれだと一年の目標設定が五月辺りで終わってしまいそうな予感がするので、逆に終わらない可能性に悪寒がします。

 何はともあれ、今年も一年宜しくお願いしますね。
 何でこんなにテンション低めな文章なのかって、出落ちのネタに対する箸休めです。


>>2012-01-02 20:28:39
>>浮草堂 さん
 コミケお疲れ様でした! でも俺は特に何もしてませんでした!! ごめんなさい!!(何に
 文フリ……実に楽しそうな空間ですな。恐らくは募集要項が出たら何も考えずに申し込んでいるんでしょうね。そして死ぬ。
 拙作の感想まで有り難うございます。中二秒患者ですからね、俺。そんで調子に乗ったらあんなに厚くなって、加えて尻上がりにも程が有る結果に。
 それとして、楽しんで頂けたようで何よりです。また今度、イベントで会う機会があればその時にでも。

「新! 年! 明けましておめでとうりょーちん!!」
「帰れ」
 ドアを閉めた。
 やれやれ、全く年明け早々の来客で誰かと思ったら有馬孝之だなんて。一年の始まりにしては随分と笑えないチョイスだ。
 折角、三箇日の予定は会社から何も言われてないんだし、家でゆっくりと寝正月と決め込みたい。大体、大晦日は僕は一人で『笑ってはいけない』を楽しんでて笑い疲れたからダラダラと昼間まで休みたいと思っていたのに、何で朝っぱらから訪ねてくるんだ彼は。迷惑にも程がある。
“うおぉぉぉぉい、開けてくれりょーちんー。オレ何か悪い事したなら謝るからさー”
 どんどんとドアを叩く音。強いて言うなら進行形で彼の存在が迷惑だ。
“なあー、おーい。開けてよー。ぼっちのりょーちんを遊びに誘いに来たのにこの扱い酷くねー?”
 誰がぼっちだ。
 心中で突っ込むに留めて、僕は声を上げない。相手にしたらそれこそ意味が無いからだ。無視してリビングに行き、朝のコーヒーの準備をする。頭をしゃっきりさせる為に、深煎りの奴でも淹れよう。
“りょーちんー、開けてくれぇぇえー。だいだらぼっちのりょーちんよぉー”
「ぼっちってそういう意味かよ!!」
 思わずリビングから玄関に向けて大声での突っ込み。自宅で誰も居ないところに入れる突っ込みは何処か新鮮だった。今年初突っ込みだ。明けましておめでとうございます。糞っ。
 というか僕の特徴にだいだらぼっち呼ばわりされる要素は一つも無い。
 反射的に突っ込みを入れてしまった事を自省しながら、自分の本能に少しだけ畏怖を抱く。僕の突っ込みスキルが、まさかここまで昇華されていたとは……恐ろしい。
 そんな阿呆な事を考えて意識を逸らそうとしていると、有馬孝之の様子が変わった。
“クォラッ!! 開けんかいワレェ!! 新年早々に挨拶に来た兄貴分を無視するたぁ、手前どういうつもりだ!!”
「何で極道風なんだよ」
 しかもドア蹴ってるよ。止めろよ。変に演技拘らなくていいよ。茶番だし。
 いよいよ近所迷惑が極まって来た感が出てきたので、僕は仕方無くドアを開けた。但しチェーン付きで。話だけは聞いてあげようというスタンスだ。
「あっ、やっと開けてくれたよりょーちん」
「何の用かな」
「すげぇ、新年の挨拶返しすら無しにこの対応」
「いいから用件を」
「初詣行こうぜ」
「断る」
「速っ。……いやいやいや、今のどう考えても何言っても断ってたでしょりょーちん?! そのぐらいのスピードで今返事したよりょーちん!?」
 どっちにしろ煩い奴だなぁ。何にしたって、僕は冒頭で述べた通りに三箇日は家で寝る。惰眠を貪る。滅多に無い平穏を過ごすんだ。外に出て堪るか。
「いいじゃんかよー! 出掛けようぜー! はつもうでー!! そんで巫女さんとか振袖の女の子見に行こうぜ」
「除夜の鐘が鳴って数時間でこの有様か君は」
 煩悩しか無い。
「いいんだよ若いから滾ってるから。さっ、ほら。新年は男子高校生は健康的に神社で眼の保養だ!!」
「そもそも、君は暁夜鳥の事が好きだったんじゃないのか。そんなに浮ついているから彼女に嫌われるんじゃないのか?」
「オレのヌエに対する愛は別腹だ」
 キメ顔うぜぇ。
「っていうかさ、ヌエが初詣に行くという情報を得たからオレはりょーちんを誘おうとしたんだぜ」
「僕関係無くないか」
「いやだって簓木サンも一緒に居るから」
「絶対に嫌だ!! 行きたくない!!」
「おぉうっ? 何だりょーちん、簓木サンといつも一緒に居るからオレはてっきり」
「無い無い無い無い無い。有り得ない。全力否定。概念否定。ゼロパーセント。そんな可能性無い」
 想像する事も恐ろしい。あらゆる並行世界に於いて、そんな事は起こり得ない。というよりも、あってはならない事だそれは。プライベートまでも彼女に侵食される? 何だそれは何処の黙示録の何章何節の出来事だ。ノストラダムスの恐怖の大王みたいな彼女が僕を好いてくる事が有り得るだろうか。否、無い。確かに彼女は間違い無く女子として可愛い部類に入るし、スタイルもよくてたまにエロいと思うけれども、絶対無理。僕の細胞が死ぬ。ミトコンドリアが呼吸を止める。
「でもよ」
「NON!」
「そこまで言うなら別にもう何も言わねぇけどさ――」
「……あら、槻木君ってば、私の事そんなに嫌いだったのね」
「――簓木サンも来てくれてるのに」
 あれ……? 今何か、有馬孝之の発言の合間に聞き慣れた声が挿まれた様な。
 チェーンの隙間から有馬孝之の背後を覗くと、そこには振袖を着てめかした、簓木が立っていた。
「結構、傷付くわ……まさかそこまで否定する程嫌われてたなんて」
「さ、さらき……」
「ねぇ、槻木君。女の子にそういう事言うのって、酷くないかしら?」
 哀しげに俯きながら彼女は言う。
「いや……その、何と言うか……」
 僕は内心物凄く焦っていた。
 簓木に対して暴言染みた事を言ってしまった事にではなくて、簓木にそれを聞かれた事に対してだ。これをネタに何をどうされるか判ったものじゃない。
 だが、簓木は予想外な事を言った。
「いえいいわ。槻木君が私と居るのが嫌なら、無理に誘う事はしないから」
「えっ」
「そんな事をしたって互いの為にならないでしょう? だからいいわ、槻木君は家でゆっくりしていたみたいだし、私達だけで行きましょう有馬君」
 簓木は、それ以上は何も言わずに有馬孝之の手を引いて、足早に去って行った。
 その直前の彼女の表情は心做し、僕には少し泣きそうに見えてしまった。
 僕はもしかして……自分の思った以上に酷い事を彼女にしてしまったのだろうか。




 と、言うのは勿論彼女の演技である。全て。
 後日、僕はこれをネタに簓木に余所余所しく接しられて、地味に精神的に堪えている様を、新年の頭からずっと弄られるという仕打ちを受けた。
 結局これだよ。こうなるんだよ。
 長期的なドッキリのネタにされただけだったよ。あぁ、全く畜生。何が明けましておめでとうございます、だ。


 途中で飽きた訳じゃなくて力尽きたんですよ、えぇ。決して書いていて面倒臭くなった訳じゃないんです。

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