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超能力が存在すればいいのに。外伝 外伝だからかしら……?

 んー……。
 何か、こう。今一つな。

 今回は松明堂さんの『超能力が存在すればいいのに。外伝』の感想です。
 文字通り外伝なので『超能力が存在すればいいのに。』という本があります。
 夏コミ売り切れで買えなかったけどな!
 創作・文芸ジャンルを甘く見過ぎていたか……それとも既刊だったから在庫が少なかったのかしらん?

 まぁ。何にしろ読んだ訳です外伝。表紙は濱元隆輔さん(ブログ:ryuske works)で、黒髪ロング(ポイント)のセーラー服(ポイント)の女の子。絵柄は……絵柄? 何だろう絵柄の表現ジャンル知らねぇ。べつにごいりょくがひんこんなわけじゃないよ! 済んません、絵師さんのpixivで見て下さい。

 そして内容はというと、外伝でも単独で読める内容との事で購入しましたが、正直なところよく判らんかった……(遠い目)
 先ず手法的な事から見るとザッピング形式に近いのでしょうが、視点がぶれ過ぎてて、誰が物語の主人公なのか判然としなかったところでしょうか。
 一番最初には登場人物の内の一人の独白的な語りから始まるのですが、結局のところは三人称視点でザップするので、話全体の長さからすると余り効果的でないとは思いました。

 物語の緩急自体も、どちらかというと起承転結がしっかりと整っていなかった印象があって、後半は展開が割と突然且つ唐突な印象が。登場人物の設定は――恐らく本編にも登場する人物なのでしょうが――しっかりと地が固まっていましたが、それ以外は結構等閑な扱いというか……正にミステリの『一人目の被害者』みたいなパーソナリティしか無くて、残念なところ。ザッピングを使うなら、ある一つの出来事=物語に対して、個々の人物毎に心情や行動をきちんと分けてやってほしかった……折角の学校を舞台にした思春期の学生達の模様ですから、描写を深める箇所は幾らでもあった筈、と。

 人物描写もアプローチの掛け方が画一的で、大設定の基盤からちょっと持ってきているだけという感じで、何となくキャラクターが弱く感じてしまったところが全体的に見られました。基礎設定はよかったのですが、そこからの派生が足りず、読んでいて『それ以上でも以下でもない』人物ばかりに……ぬぅ、残念。

 総合的な物語としては、結末として何が描かれていたのか俺には解らず仕舞いで終わってしまい。……何となくモヤモヤ。
 本編も併せて読んだら、きっと全然違った風に見えるのでしょうが、あぁ俺は買い逃したとも!!

 とどのつまり、総評はこれ一冊だけではよぅけ判らん、という事です。

【 追 伸 】
 リンク追加しましたよっと。
 大学の友人二人のというか一人同期の一人後輩のブログ。黒紅椿ねこのつぶやきです。
 ごめん、黒紅椿の方は素で追加したの書き忘れてた。別にディスってる訳じゃなくて真面目に。でも俺が言うとディスりだと言われるよ。不思議!
 ※ディス‐る ディスリスペクトの略。何か大学のサークルでは常用語として定着。定着させた本人が主にディスられているのが現状。いとわろす。

 それぞれどんなサイトか説明すると色々長くなるので割愛。最低限の説明をすると、音楽やってるのと、ゲーム作ってるの。という風な感じです。興味ある方はどうぞー。共通の呪文はサモプリサモプリネコベルンベルンアーカナイトササキです。これが判る人はきっと彼等と仲良く出来る筈です。にゃーん。

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眠る器たち サイドラパンク!!

 俺のターン! 《ハリケーン》発動! 次に手札の《サイバー・ドラゴン》三体を《パワー・ボンド》により融合し、《サイバー・エンド・ドラゴン》を特殊召喚!!
 さぁ、行けサイバー・エンド……サイバー流を見せ付けてやるがいい!! 《リミッター解除》を発動――これによりサイバー・エンドの攻撃力は倍になり……16000となる……!!
 喰らうがいい、エターナル・エヴォリューション・バーストォォオオッ!!


 判ってるよ。スベってるよ。


 あ、正しくはサイバーパンクね? サイドラパンクなんて無いですからね? 因みに、実際の決闘での後攻1ターン目のサイバー・エンド手札ボンドは負けフラグ。

 はい、濁し過ぎたせいで何を書いているかよく判らなくなったので、一回器の中身を捨てて新しいものと替えます。
 今回は、幻話回線社さんの『眠る器たち』の感想ですよー。
 先ずサイバーパンクだから買った。
 好きなのです。そのジャンルが。有名どころで言えばウィリアム・ギブソン然りの攻殻機動隊然りの。ちょっと昔になるとserial experiments lainというアニメが出てきます。知らない人にはバルド・スカイっていうゲームの元ネタに近いとか言えば判りますでしょうか。俺はそのゲームやった事ないですが。
 あー? .hack? あぁ、そんなのもあったね……。
 linkなんてギャルゲは知らん。

 本自体は割と薄く、短編の『眠る器たち』と掌編の『カスケーディング・フラッド』が収録されておりました。
 世界観自体はスタンダードな仮想世界と基底現実が明確に分かれたモノで、人類はサイバネティクスにデータ世界へ殆ど引きこもり、僅かに現実に残った人々が居ます。そして現実の世話は準知機械というロボットに任せているという。

 久し振りにSFを読んだので、結構脳味噌追いついてない部分があるのですが、SFの要でもある世界観構築・考証は面白かったです。ただ、ちょっと専門用語の濫用が多過ぎて置いてきぼりが凄かった……ちょっと記憶が怪しいですが、普通のSFなら用語を出す前に単純に片仮名語を出さずに、前後でそれとなくその内容に触れて用語を文字列の記号化として意味を教えてくれるから、そのSFの科学知識が無くても取っ付き易くなるのだけれども、それが無かったのが減点ですな……やはりどうしても内容の完全な把握に追いつかなくなるので惜しい。
 剰え、SFの仮想世界感の抽象表現を視覚的に描くところとかは面白く感じたから、余計に用語のせいで食い潰された黒塗り的部分が理解出来ないのが……口惜しい。

 あと、wordを使って体裁を整えていたそうですが、これはもう殆ど読者じゃなくて同じ様に同人誌を作っている人間の視点になってしまって申し訳無い感想ですが、もっと綺麗に出来るのですよ……とこれまた残念。
 いや、まぁ、それよりも誤植か落丁か判りませんが、上から紙を貼って修正してあるところが沢山あってそれが一番焦ったのですが。
 これは……結構……。
 一体何があったのか気になってしょうがないです。

 それから、世界観の規模の割には、やはりページ数の問題なのかは判りませんが、もう少し長く<こちら側>の日常としての風景を描いて欲しかったと欲張ってみたり。ハカセと聡史君だけしかメインの登場人物は出てきませんでしたが、他にも<あちら側>は兎も角<こちら側>の社会情勢を書いてもらえたら、一体現在に於ける世界の状況は如何様になっているかが判って面白かったかなー、と。
 少し短過ぎて物足りなかった感じ? A型準知機械の構成で主題を表していたのだとは思いますが、やはり時代が違う事に裏付けられる思考や文化の違いをもう少し掘り下げてもらえたら、もっともっと「この時代に生きているモノがどんな風になっていくんだろう」と惹き込みが強く出来た筈。

 パーマネントマシンで潜った後の表現は凄い気に入りました。人格が出来上がるまでの壮大で膨大な処理を物凄く判り易く、人間の普段の五感というものが、如何に複雑怪奇なものなのかが伝わってきました。
 IT的な表現の多様な裏に、感覚的且つ理論的な構築が為されていると言うと大袈裟な言い方になるかも知れませんが、それでもまぁしかし要約すると『文章センスがグッド』ってところですか?
 逆に地の文と比べると人物の点は少し見劣りする感じが。何処か浮いて見えるというか、何処と無く何かにアーキタイプを見て取ってしまったキャラクター性ですかね? 人物描写が以上でも以下でもない様な。俺が深みを見る前に話が終わってしまったのかも知れないのですが、これと言った所謂『魅力的なキャラクター』というものが居なかったという結果に。


 さーて。
 こんなところですか。
 総合的には、話としてはとても好み。けれども本としてその他の粗が気になるるるるるるる。みたいな?

 次回も幻話回線社さんがもしも本を出すなら、綺麗に中身がまとまっていたらもっと一つの同人作品として良くなるかなー、ってトコです。

 伸代有々。成長期待。感想終了。

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零崎人識の人間関係 ただしアトガキは読まない

 一挙に連続で刊行された西尾維新の小説群だけれども、正直に言って最早惰性で読んでいる様な気もしなくも無いけど、戯言シリーズより零崎シリーズの高射砲の様な内容の方が面白い事は確かだと思う。
 一切を真面目にやっているのか。
 合切を不真面目にやっているのか。
 それすら問答の対象とならない差異がそこにはあり、一体何故そもそもそれらを比べる対象として並べてしまうのかと疑問を持つ程で。
 それは単純な理由で。
 これは純粋な動機で。
 もしも見つけるとしたら書き手と世界観という属性が一貫しているモノの内の一つだからという理由に過ぎないのだろう。けれども果たしてそこに読者である自分の意思が何らかの意味を持つのかと言えば、決してそんな事は無く。ただ無情に書き連ねた文字の羅列は意味を模り、ただ有情に読んだという結果だけが世界に反映されるだけだ。
 つまるところ。
 何て事は無い。
 西尾維新が嫌いなのかと訊かれれば即答のレベルで肯定するだろうし、作品が面白くないのかと訊かれればこれまた同じ速度で口ごもりながら否定するだろう。
 ただそれだけの事を伝える事にすら時間を費やさねばならない自分自身の頭を、反吐が出る気持ちで見つめるのだ。やんややんやと。喚き散らして。
 少なくとも言葉を借りて揶揄する気にはなれないし、言葉に借りて比喩する気にもなれない。
 そんなところで今回は零崎人識の人間関係について――感想を述べるとしよう。


 ↑因みにこれは全部何も考えないで書いた文章です。
 ↓ここから本題足る何も考えないで書いた感想です。


 ・匂宮出夢との関係
  出夢君可愛い。

 ・零崎双識との関係
  双識は凄い変態。

 ・無桐伊織との関係
  伊織ちゃんKY。

 ・戯言遣いとの関係
  つまらん。


 おわり。

 ……いや、弁明しておきますが大体合ってると自負する。
 因みに並びは読んだ順番です。タイトルの登場人物と表紙の絵から時系列順に読むとしたらこうじゃね? と勝手に判断しただけの並びですが。
 っていうか、このシリーズ、どの順番で読むのが正解とか決まってないみたいです。西尾維新的には何だかどれを最後にするかで読み方が変わってくるみたいですよ? うむ、余り興味無い。

 『戯言遣い』以外はまぁ、『人間関係』というところに納得出来たのですが、それに関しては何かクビシメロマンチストの焼き直しみたいだったので読んでいても楽しめなかった……。
 いやっ!
 正直ですね!!
 正直なところですね?!
 もうキャラクターが馬鹿騒ぎやってるだけの方が面白いんだ!?

 今更人物描写深められても……ぶっちゃけ後付くさ(ry
 別に本当に思春期の人識君が何で京都で人殺しまくってたの? とか疑問どうでもいいですし、戯言終わってから大分経った今そんなの、どんな風に説明付けられても納得出来てしまう訳で……結局のところは俺はいーたんよりも人識の方が好きだ。

 どうでもいいけどね!!


 危ねぇ危ねぇ、思わず戯言遣いに(笑)をつけるところだったぜ……

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廻る世界のフラグメンツ<中> 勿体無い! 勿体無い!

 ちぃーっす、夏バテっぽいのか眠いのかよく判らないけど頭が上手く働かないでーす。

 感想です。

 この前上巻の感想を書いた、廻る世界のフラグメンツの中巻の感想になります。夢想三段さんのトコの本です。

 ざくっとばらんに行きますでー。
 収録されている話は五章と六章で、それぞれタイトルは【魔手】と【呪歌】。非常にストレート也。

 上から順に行きますと、五章の方は今までとは打って変わって主人公(?)が交代しまして超絶人間槍男の破帝さんになります。
 何だか新しい集団に焦点を当てて、がらりと変えた、とまではいきませんが、話の内容は一旦外伝的な流れへ。今回はガンガンと能力バトルをし始める話でして、それに絡めた破帝の描写です。こいつ……主人公格か……
 まぁ何はともあれ年の差とは素晴らしいという妄言を吐くに至った俺の頭。最近ゼノサーガやっててMOMOとジギーっていいよねっていう本筋に戻れ。あ、でもモナリザ・オーヴァドライブの久美子とかもさ(ry
 はい、つまりそういう事だ。

 まぁ、クライマックスに当たる部分での主要登場人物のキャラクターの描写については特に何も言う事はありませんが、やっぱり人物の導入部分が少し弱く感じてしまうところがあるかなと思いました。
 もう少し全体的にバラけて少しづつ描写するなり、もしくはやるところで一気にどばーっと書いてしまってもいい気が。序盤の音々子と破帝のやり取りで、どうにも後で明かされるとは言え、各人の描写が落としどころが極まり過ぎているという意味で浅く感じてしまい。
 中盤からは掘り下げ方のバランスはよくて、回想と信念が合致して大いに盛り上がり、スーパー破帝タイム突入後はひたすらヴィジュアルと能力かっけぇなこの野郎状態。やっぱり、中二病って素敵よね。

 あと言う事があるとすればー……話の演出ギミックをもう少し控え目にして演出伏線を潜ませてくれれば良かったなー……。やはりキーワードとしての『腕』押しが目立ち過ぎ感も。ここはフラットに鏤めて貰えたら後々にもっと効いてきたかも。え? じゃあお前が書け? 馬鹿仰い! 俺は今無責任な事しか言ってないの!!(実力不足)

 んで、六章。
 我らが皇真さん、現る。や、まぁ五章の終わりで伏線みたいのあったしね。多分、アレがコレに繋がってるんでしょう。
 ネタバレ回避でさらさらと行きますが、オーガ君やっぱり君は普通じゃないよ。
 ちょっとすんなり受け入れ過ぎた感。あったけど……! 伏線というか経験値あったけど……!!
 もう少し苦悩なり何なりしてくれても良かったんじゃないかとアブノーマル。そう言われてしまえば息の止まる私の主張。
 語り部・ストーニーさんの演出技法については、上遠野浩平の『ペパーミントの魔術師』を読んだ事あったので、まぁそんなもんよねー、という感じ。俺もやりたいと思ってた。いつか書こう。
 ところで波遠ちゃんは可愛いですよ。一瞬だけヤンデレに見えたのは内緒。
 描写総評をすれば文句無しなのだけれども、話のギミック好きな捻くれた俺からすると物語総評はちょっと低め。全体的に予定調和的な臭いが拭えず、能力の理論武装ももう少し欲しかった……まぁ、『事件』というよりも『出来事』みたいな話だったから仕様が無いのかも知れないけれども、ABCDの方々に関しては中盤・終盤共にあと少し粘って欲しかった……。

 まぁ、掻い摘んだ書き方しかしてないので何言ってるか判らんやも知れませんが、これって俺得なだけな記事なのです。悲しいけど、ここってブログなのよね……。

 あ、最後に一つ。
 装丁と体裁が綺麗に仕上げられているだけに、どうしても誤字脱字系が目を引いてしまう……! 勿体無いでござるよ!!
 主に半角と全角の変換ミスと、恐らく改行修正後の頭字に残ったままのスペースとか……気になってしまう! 何か凄く勿体無い!

 全般的な事については、前回の<上>の感想の時と同じでやんすな。
 さて、冬の最終巻を待ち遠しく思う準備でもするか……。


 【 因 み に 】
 次もまた夏コミで買った本の感想を書こうと思ったけれども、図書館から西尾維新の人間シリーズが一気に届いたからそれを消化してからになりますな。
 【 だ か ら ど う し た 】

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廻る世界のフラグメンツ<上> あと、もう一歩……!

 【続・追記】普通に連絡取れますた。無線LAN完備で余裕でした。【お知らせ】
 ただ執筆作業は出来ないェ……

 早速読んだので感想垂れ流し。さて……しかし、同人の物書きさんの作品の感想を書くのは初めてだからどんな風に書いたものか……

 …………。

 まぁ、いっか。
 普段通りにやりましょう。一読者として感想言ってるつもりで。

 はい、夏コミで買った本トップバッターは、夢想三段さんの『廻る世界のフラグメンツ』の上巻です。ジャンルは伝奇。俺が書いている『新伝奇』とは違います。厳密に何が違うかは知らん。

 基本的に先ず惹かれたのは本の装丁。
「何やこれメッチャ気合入っとる」と買いました。「ガチだな」「あぁ、ガチだ」とかいう会話する様な出来映え。中身も気合たっぷりで普通の新書本と同じ様な感じで読めました。これポイント高いぜ?

 で、肝心の中身。
 伝奇小説と銘打ってあるだけあって、判り易く言えば異能者モノ。因みに伝奇って英語でファンタジーなので、現代ファンタジーと言えば伝わり易いでしょうか。同人界隈でぶっちゃけると奈須きのこ。
 話の大筋としての枠組みはしっかりしていて、面白かったです。思ったよりもがんがん能力バトルをやられて辟易する様なものではなく、伝奇としてしっかり異能を話に絡めて構築してあったので好感触。
 序盤の方はオーガ君が余りにもすんなり裏世界に入り込んでいたり、魔術やら何やらの用語に反応を示さなかったりで少し違和感を覚えつつも「まぁ、そういう性格なんでしょう」と片付けて読み進み。
 世界観自体も特に目立った破綻も無く読めて、あとの方で出て来た疑問点も設定だけ作って投げっ放しにしないで説明をされたので、新しい用語が出てきても割と安心して読めました。

 ただ、文体にもう少し雰囲気を出しにもう一役買わせる事が出来たんじゃないのかなーとか、読む側としては引き込みの要素が強くなってもっと楽しめたかなー、と残念。読み易いけれども、ちょっと平坦過ぎた感じ?
 それと、用語というか名前とかにはルビを振ってもらいたかった……括弧括りで名前とかが出てくる度に読み難さを感じてしまったので。

 終盤の方はもう、大分すらすらと読める様になったし、世界観もキャラも大分安定してきていて、多分作者の是音さんも楽しんでガリガリ書いていたのではないかと。勝手に。
 しかし全体的に話のギミックが少し甘く感じたのもまた事実。もう一つか二つぐらいの捻りがあってもよかった……結構、展開が良くも悪くも思った通りで、面白くはあったけれども物足りなさもあり。

 上巻最後の【RADICAL UN TRUE】は、登場人物に『役』としてのギミックを与えて忠実に動かすのは面白かったけれども、やはりもう一つ突き抜けたものが欲しかった……言葉が厳しくなってしまうけれども、所謂『既視感』があったので。恐らく俺の場合の原因は西尾維新。

 あと、トリックにああいうパターンを多様し過ぎると、カタルシスよりも食傷が先行する事があるので、そういう意味ではちょっとギリギリだったかも。双子の行動と言動は少し露骨だったかなぁ……。

 総合的には面白かったです。斬新さではなく、しっかり作り込まれているという意味で。もしも期待してもいいのならば、是音さんにはこれから独自の文体を見つけてもらえれば、もっと引き込む力のある文章になるかなー。

 次は中巻を読みますが、冬コミに売るかどうかは判りませんけれども、これは下巻も買いに行きますな。

 因みに一番好みのキャラは圧縮ピエロ。こいつで外伝やったら面白そう。

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