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廻る世界のフラグメンツ<上> あと、もう一歩……!

 【続・追記】普通に連絡取れますた。無線LAN完備で余裕でした。【お知らせ】
 ただ執筆作業は出来ないェ……

 早速読んだので感想垂れ流し。さて……しかし、同人の物書きさんの作品の感想を書くのは初めてだからどんな風に書いたものか……

 …………。

 まぁ、いっか。
 普段通りにやりましょう。一読者として感想言ってるつもりで。

 はい、夏コミで買った本トップバッターは、夢想三段さんの『廻る世界のフラグメンツ』の上巻です。ジャンルは伝奇。俺が書いている『新伝奇』とは違います。厳密に何が違うかは知らん。

 基本的に先ず惹かれたのは本の装丁。
「何やこれメッチャ気合入っとる」と買いました。「ガチだな」「あぁ、ガチだ」とかいう会話する様な出来映え。中身も気合たっぷりで普通の新書本と同じ様な感じで読めました。これポイント高いぜ?

 で、肝心の中身。
 伝奇小説と銘打ってあるだけあって、判り易く言えば異能者モノ。因みに伝奇って英語でファンタジーなので、現代ファンタジーと言えば伝わり易いでしょうか。同人界隈でぶっちゃけると奈須きのこ。
 話の大筋としての枠組みはしっかりしていて、面白かったです。思ったよりもがんがん能力バトルをやられて辟易する様なものではなく、伝奇としてしっかり異能を話に絡めて構築してあったので好感触。
 序盤の方はオーガ君が余りにもすんなり裏世界に入り込んでいたり、魔術やら何やらの用語に反応を示さなかったりで少し違和感を覚えつつも「まぁ、そういう性格なんでしょう」と片付けて読み進み。
 世界観自体も特に目立った破綻も無く読めて、あとの方で出て来た疑問点も設定だけ作って投げっ放しにしないで説明をされたので、新しい用語が出てきても割と安心して読めました。

 ただ、文体にもう少し雰囲気を出しにもう一役買わせる事が出来たんじゃないのかなーとか、読む側としては引き込みの要素が強くなってもっと楽しめたかなー、と残念。読み易いけれども、ちょっと平坦過ぎた感じ?
 それと、用語というか名前とかにはルビを振ってもらいたかった……括弧括りで名前とかが出てくる度に読み難さを感じてしまったので。

 終盤の方はもう、大分すらすらと読める様になったし、世界観もキャラも大分安定してきていて、多分作者の是音さんも楽しんでガリガリ書いていたのではないかと。勝手に。
 しかし全体的に話のギミックが少し甘く感じたのもまた事実。もう一つか二つぐらいの捻りがあってもよかった……結構、展開が良くも悪くも思った通りで、面白くはあったけれども物足りなさもあり。

 上巻最後の【RADICAL UN TRUE】は、登場人物に『役』としてのギミックを与えて忠実に動かすのは面白かったけれども、やはりもう一つ突き抜けたものが欲しかった……言葉が厳しくなってしまうけれども、所謂『既視感』があったので。恐らく俺の場合の原因は西尾維新。

 あと、トリックにああいうパターンを多様し過ぎると、カタルシスよりも食傷が先行する事があるので、そういう意味ではちょっとギリギリだったかも。双子の行動と言動は少し露骨だったかなぁ……。

 総合的には面白かったです。斬新さではなく、しっかり作り込まれているという意味で。もしも期待してもいいのならば、是音さんにはこれから独自の文体を見つけてもらえれば、もっと引き込む力のある文章になるかなー。

 次は中巻を読みますが、冬コミに売るかどうかは判りませんけれども、これは下巻も買いに行きますな。

 因みに一番好みのキャラは圧縮ピエロ。こいつで外伝やったら面白そう。

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