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マブイグミの巫女<下> もうちょっと長く読みたかった!

 結構間空いちまったのですが、亜細亜姉妹さんの『マブイグミの巫女』の下巻の感想です。
 上巻の感想はこちらに。

 って訳で、大まかな世界観やら何やらは飛ばしますん。 

 霊障がボロボロ起きるって理由は、主人公の由果ちゃんの友達である与那覇澪の妹である彩ちゃんが、意識不明のまま入院している姉の澪の為に――明確な目的は不明瞭なまま――魂を集めている、という事が原因でした。
 昏睡状態の人間でも、電脳空間内で魂と対話出来るっていう電脳伝奇として非常にクるものがあるwktk領域で、彩ちゃんは姉と話を出来るからこそ、事件を起こしていたってという事になります。まぁ、彩ちゃんはそういった知識に疎くて、何も判らずに行動していたという面があるのですが。
 ここではもう少し、彩ちゃんの盲目的な、少し病的な姉に対する執着に関しての描写を増やしてあると、後の展開的に物凄くしっくり来て、話の盛り上がるにもカタルシスにも貢献させられたなぁと。

 個々の霊障に関しては以前にも書いた通りで、前後に個々人の事件の背景をもっと増やしてあったりすると、伝奇的なお話の厚みが増して、サイバーパンク部分との釣り合いが取れたと思うのです。個人的に、世界観としての『電脳』要素が根底にあるせいか、そちらに『伝奇』部分が喰われ気味かな、って感じで。

 物語の終盤として、一番最初の始まりの舞台として沖縄に舞い戻るのですが、沖縄行きたい\(^o^)/

 一度も行った事が無いし、剰え父上が出張の土産で買ってきたサトウキビ(五本入り)をガキの頃にそのまま齧ったりしたぐらいしか沖縄に触れた事が無いんだよ俺!!
 ――閑話休題。

 大本の事件の現場に戻って調査をする訳ですが、ククルが僕も欲しいです。何だこのハイスペックシーサー。いや、元々ハイスペックな存在ですが。
 ちなみにここで、ククルが魂と肉体についてちらっと言及しているのですが、こういう場面がもっと欲しかった……! こういう話が俺の好物なだけですが、それでも電脳伝奇的にコンピュータと魂の関係に関してのお話は、もっとガンガンやって欲しかった!! 長くなってもいいからそう言うのがあると滅茶苦茶喰い付くから! あれ何か俺自分の事棚に上げてねぇ?

 ネタばれ回避でざらっとしか話しませんが、肉体と魂の事に関して、肉体をハードウェアとして魂がソフトウェアという様な扱いをしているのだと勝手に理解。
 ソフトがぶち込まれる事で、ハードは動き出すのですが、飽くまで物理的な作用=現実で動作するのは肉体であるが故に、中身であるソフトは、それに拘らず魂として機能を果たすだけという感じですかねー。ですが、魂はソフトウェアであるのは確かですが飽くまで『魂という本質の色を持ったモノ』という訳で肉体に影響を及ぼすのは当然なのですよね。
 魂が別に肉体にぶち込まれた時、その元々の持ち主の人格やら記憶やらが全部そっちに移るという、よくあるものではなく、肉体のメモリとしての機能を果たす脳の中身に左右されるという点。こういう発想の転換は、アリです。というか結構盲点的で目から鱗。
 別のソフトが入っても、ハードの中身は変わらんという事ですな。
 もっと簡単に言うと、OSがXPだろうとVistaだろうと7だろうと、中身のHDDは変わんねぇ、って事で。

 この物語のネタとしての核心部分は良かったけど、やっぱりもうちょっと尺があっても良かった……物足りないのですよー。
 点々と描写が少なめになっているところが見られたので、そこだけがどうしても残念な点。あとがきでも書かれてましたが、駆け足というのは確かですね。もっと時間が取れていたら……と想像すると、作品のポテンシャル的に(バンバンッ

 とまぁ、要約すると『食べ足りない』という微妙な腹具合でした。
 今度はもっと大容量とか期待していい、あきらさん?!

 と、自分のホームだからと勝手な事を宣う。

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